みみだれが出る・・・

1月 31, 2012 in ドクターアドバイス

外耳炎・中耳炎によるものが多く、耳漏は細菌の検査をしてその菌種に有効な抗菌剤を処方します。

薬剤耐性菌に対しても充分な注意が必要です。
慢性中耳炎の耳漏の場合、聴覚検査や語音明瞭度検査・日常生活の困難度・患者さんサイドの治療による期待などを鑑みて保存的治療、手術的治療の選択をします。

めまいがする・・・

1月 31, 2012 in ドクターアドバイス

突発性難聴・メニエール病・椎骨脳底動脈循環不全・頭位性めまい・前庭神経炎などめまいは耳鼻咽喉科でなければ診断できない疾患がたくさんあります。
聴覚の検査や平衡機能検査・重心動揺計などを加えながら診断しつつ、加療を行います。また中枢性の要因が濃い場合、近医の脳外科の先生とタイアップしてMRI、CTなどで精査を行っています。

耳が聞こえにくい・・・

1月 31, 2012 in ドクターアドバイス

まず難聴の診断・治療を行います。
難聴の原因には中耳炎、先天性、老人性、騒音性、遺伝性、薬剤性など様々です
。治療は薬剤投与、5%CO2吸入療法などを組み合わせて行い、耳を大事にするための日常生活の指導も行います。
治療によっても難聴の程度が大きく日常生活に支障が出るようであれば補聴器の適合を行っています。

耳鳴りがする・・・

1月 31, 2012 in ドクターアドバイス

開業以来、耳鳴りの疫学を調べていますが、平成15年の日本耳鼻咽喉科学会にて報告させていただいたデータでは、一般耳鼻咽喉科に来る患者さんの3616名中、14.6%が耳鳴りを訴えておられます。
音質はキーンやジーンが多いのですが、難聴の性質、耳鳴りの程度と煩わしさ、動脈硬化性疾患の背景因子の有無などにより、5%CO2吸入や投薬の種類を選択しています。

また内的な治療でも改善せず耳鳴りの程度がひどく煩わしく、日常生活に支障をきたす場合、新しい治療のTRT療法や補聴器によるマスキング治療を行っています。
後者は独自の方法(神田メソッド)で行うものでスイスPolitzer Society学会で報告後、著作権を申請し受理されました。30名以上に消失した経験がありますが、消失しない耳鳴もあり事前の精密検査が必要です。
TRT療法も神田メソッドも聴覚を守るために厳密なフィッティングが必要です。

どの治療を選択するかは患者さんと相談して決定します。