オーディトリーバーバル(Auditory-Verbal)教育


- 最近のトピック -

◎声援隊 聞いて話せる難聴児のための療育の講演会「きっともっとずっと聴こう!10」3/6~7オンライン開催(2021.3.4更新)

◎聞いて話せる難聴児のための療育 声援隊のオンラインワークショップ開催(2020.6.10更新)

◎難聴児の子育てのバイブルで世界的に有名な本が翻訳され出版!(2020.10.3更新)

◎院長が長崎大学での人工内耳に関する臨床研究において臨床教授、分担研究者として参加しています。2021年度まで3年間の研究です。「聴覚障害児に対する人工内耳植込術施行前後の効果的な療育方法の開発等に資する研究」(2020.10.3更新)


オーディトリーバーバル(Auditory-Verbal)教育とは
定義 難聴があってもできるだけ聴覚を伸ばし、可能な限り聴覚を高める教育。必要な場合は補聴器や人工内耳を装用し、聴能教育を重視する。視覚的手がかりもできるだけ無いようにする。自然な読話は入っても良い。
目標 健聴者の社会にインテグレートするのに必要なコミュニケーション技能を育成する。
聴覚 早期から一貫した補聴システムー補聴器・人工内耳・FMシステムなど
家族の責任と両親への援助 聴覚を子どもの経験に有意味に統合する。豊かな言語環境を提供し、この指導法を家庭内でも実践する。またそれができるように両親に援助・指導を行う

 

声援隊

オーディトリーバーバル教育(Auditory-Verbal Therapy)を推進する会—声援隊の講演会「きっともっとずっと聴こう8」が7月15・16日に静岡県三島市で開催されました。

声援隊とは、日本のオーディトリーバーバル教育(Auditory-Verbal Therapy)を推進する会で、たとえ難聴があっても聴覚を限りなく高め、聴覚を活用する教育をすることで聴いて話すことができるように育てようとする会です。

ご両親・お子さん方・言語聴覚士・教育者補聴器に携わる方々・人工内耳に携わる方々・医師らが応援しています。

声援隊
http://kikoe-soudan.chm.jp/concept.php

 

リハビリテーションについて

 人工内耳でも補聴器でも聴覚のリハビリテーションは、基本的に視覚に頼らない聴覚活用が必要 です。これは、欧米の多くの施設で推奨されておりますが、自然な音声言語や健聴者とコミュニケーション可能な能力を身につけ、本来患者様本人が持っていい る可能性を最大限に伸ばす目的で行われます。
長崎ろう学校でも約45年間この聴覚活用教育が行われてきて成果をあげてきてます。当院では、長崎ろう学校とも提携し、この聴覚活用教育をより推進して来 ています。そのオーディトリーバーバル教育や聴覚口話教育に基づく支援、リハビリテーションを開業以来13年間行っています。また成人においても御家族が 少なく、会話が少ない方にはこのようなリハビリテーションが必要です。
 また、手話が必要な患者さん、聞きとりにくい患者さんに対しても要約筆記、音声文字入力システムなどの対応を致しますので、あらかじめ1F受付でお知らせください。

 

■参考書

Auditory-Verbal Therapy for parents and professionals. 著者、編者:Warren Estabrooks、発刊:AGBell