補聴器でも聞こえにくい

現在、補聴器外来を週に5回(月、火、水、木、土)、9:00-17:30まで診療と平行して行っています。

あそう補聴器・長崎補聴器・リオネットセンター・田川補聴器(特に離島に在住の方のため・五島在住で下五島・上五島・対馬にも巡回で行かれている業者)、ほか全部で6つの業者の27社のメーカー:100種以上の補聴器を扱うことが可能です。
2020年まで大学病院にて約1500名の、また2001年開業して以来3,200名以上の患者さんの補聴器を適合してきました。
難聴の性質・程度・進行の有無・聴覚のダイナミックレンジの検査・補聴器の特性と出力・性質などを評価し、今の補聴器がこれ以上良くならないか調べます。
調整でも改善しない場合、身障者福祉法による補助が受けられるかどうか明瞭度なども含め評価しつつ最適と考えられる補聴器を適合・貸し出し、試聴開始です。

初めての方も同様に難聴の性質・程度・進行の有無・聴覚のダイナミックレンジの検査などを評価し、もうこれ以上医学的に治療で改善しないと判断した場合に補聴器で難聴によるハンディキャップを「治す」ように適合して行きます。試聴や患者さんの訴えが大事で補聴器適合検査・調整を繰り返し、最良の聞こえに近づくように聴覚医学的判断を加えて患者さんのご希望に応じて適合していっております。

当外来での患者さんの補聴器装用率は90%になります。

2020年 9月 14日, カテゴリー ドクターアドバイス