ことばが遅れている

難聴によるものかをまず鑑別することが重要です。

難聴はすみやかに改善しなければ手遅れになることもあるからです。
中には小児に多く見られる滲出性中耳炎や慢性中耳炎、耳小骨奇形のように治療や手術により治る難聴もあります。治らない場合は、補聴器や人工内耳で聴覚を高めることが重要です。
聴覚が高められた場合Auditory-Vrerbal-Therapy(AVT療法、聴覚音声言語法) を主体に、できるだけ音声言語でコミュニケーションできる療育をサポートしていきます。
これには家庭でのご両親の療育・ご両親への療育指導なども大事なポイントとなります。
他に発達性の言語の遅れによるものもみられます。
このような場合、小児科の先生方や発達外来、特別支援学校やろう学校の先生方とも相談しながら療育を行っています。

発音が弱いお子さんの場合は、聴覚検査や構音検査の上、構音トレーニングを行っています。

2020年 9月 14日, カテゴリー ドクターアドバイス